街の隅っこ、世界の中心。子供の頃に住みたかった町で、一軒家を借りて、気ままに生活を始めました。

稚児舞、はじめました。いや、正しくは始まってすらいないんですけど。

稚児舞、はじめました。いや、正しくは始まってすらいないんですけど。

実は私。ここ1ヶ月ほど…… 稚児舞を習っているんです。稚児じゃないけど。

突然の書き出しですが、私の住んでいるところには、万人子守地蔵尊というお寺があります。子供の健やかな健康を願うこの万人子守地蔵尊では毎年5月に例大祭を行っているんですね。(詳しくは「こちらの記事」をご覧ください。)

 

日々、私は思っていたことがあります。「ここに移住してきて1年。福島にUターンして3年が経とうとしている。町内会というものに入って3年。だけど、奉仕活動では全く役に立っている気がしない。」と。ここに住んでから、地域での暮らしはマンパワーが本当に必要で、町内会とか若連さんとか消防団さんとか、そういった組織のおかげで円滑に日々の暮らしや行事を行うことができているのだなと痛感しています。

しかし、いざ自分が町内会に入ってわかったのが「奉仕作業があるので1戸1名参加してください」と言われても、男の人たちに混ざっては同じように作業できないのだということ。それには<1>草刈りとか力作業が同じようにできない<2>そもそも女性が今まで入ってた例がない、の2パターンの要因があって。

女性の方ももちろん居ますが「旦那さんとか息子さんが頑張って、その上奥さんまで頑張ってるのかぁ」と、余計なんか申し訳なくなってくるという。

 

これはどうしようもないんですね。

 

でもなんかこう……、人様の苦労におんぶに抱っこで生きている感があるというか、もやっと。モヤっとしてて。でもでも、変にやりたがってもそれはそれで<2>の問題が出てきて余計面倒をかけてしまうっていう。

 

自然とお役に立てることはないんだろうか……、と延々考えていた時に、この稚児舞を覚えたらどうかという話が舞い込んできたんです。こう見えて、私は岩代に来てから1年半〜2年ほど、日本舞踊を習っていたのです!(あんまり堂々と言えるレベルじゃないんですけど!)その関係で、「人が減って、子供に教える人もいなくなってきている」という話を耳にして。

それでお願いをしまして、子供たちに混ざって稚児舞練習に行く日々が1ヶ月前から始まったんです。

しかしながら、当然、私は稚児舞初体験。教えるどころか、覚えることをまずしなくてはならないんです。

 

 

中学生で稚児舞を踊っている子は、もう何年も踊っているベテランさん。私は小学校の低学年の子供たちと同じスタート。

 

最近、小学生の女の子に「本番も一緒に踊るの?」と聞かれ「私は踊らないよ」といったら、「練習したのに?!踊ればいいのに!」と言われました。何だろう、大人と子供なのに少女(9歳)私(29歳)の我々は同期です。笑

 

そして、1ヶ月ほどやって見てわかったのですが稚児舞を覚えるって本当に大変。お遊戯会みたいに流れを覚えればいいってものではなくて。舞踊の基礎がきちんとできないと子供に教えるなんて夢の話です。

私が人に教えられるようになるのは、何年……いやもしかすると何十年も先の話なのかもしれません。でも、とにかく、今は子供たちと一緒に覚えることに専念していこうと思います。今はまだ無理だけど、いつか役に立てる瞬間が来ればいいなと思いながら……。

移住者の方と話していると、「地域の人たちを尊敬する気持ちの一方で、自分がダメに見えてくるジレンマ」みたいなのを抱えている人がたまにいて(もちろん、バリバリ地域でやって行く人もいるし、そもそもこういうのを気にしないタイプの人もいる)、そういう人の話を聞きつつ「私もこのタイプだ」と思うわけです。ただ、このタイプの大変なところは「何かしなきゃ頑張った結果、から回って逆に迷惑をかけている(思わぬ仕事を増やしている)」というのがあって。「コツコツ……コツコツ頑張るしかないんや……」と自分でブレーキをかけることが大事なんだと最近思っていたり思っていなかったり。(どっちだ。)

 

というわけで、私は本番はいませんが!万人子守地蔵尊例大祭は5月3日〜5日。私の同期が踊る稚児舞は3日の2時、4日の10時から行われます。(詳細は「岩代観光協会webサイト」にて)